鶴岡 水上の音楽祭 2019
BLOG
東北の江ノ島 白山島
白山島は由良海岸(鶴岡市)の沖約100メートルの日本海上にある島です。海岸の砂浜から島まで続く歩道橋があり、ここを歩いて島まで渡ることができます。島の標高は約70m。その景観から「東北の江ノ島」と呼ばれています。
島を周回できる遊歩道は岩が崩れて危険なため長らく通行禁止になっていましたが、外側に新たな歩道が整備されて島を一周できるようになりました。 遊歩道からは、美しい日本海の景観を楽しむことができ、最高のデートスポットになっています。また、この時期の白山島から見える残雪の鳥海山も絶景です。日本海を太平洋、鳥海山を富士山に置き換えてみると、まさにここは「江ノ島」なんですよね。
連休中は「海テラスゆら磯の風」もオープン。心地よい潮風を感じながら、食事を楽しむことができます。
桜の馬渡川
赤川の上流、馬渡付近の桜堤は鶴岡の桜の名所の一つになっています。
桜並木から見える、月山や鳥海山も絶景です。
桜の内川
鶴岡の中心市街地を流れる内川の河岸には桜並木が所々にあり、この時季は桜を眺めながら河岸を散策することができます。
5/25(土)6/2(日)に予定されている「内川舟下り」は、上流の坂本橋から中心市街地の開運橋までの8つの橋を通過しますが、それぞれの橋には、江戸の昔から現在まで続く橋の歴史があります。
10年ほど前になりますが、山形新聞に掲載された「やまがた橋物語」(内川・新内川編)の記事に「内川の橋の記憶」がアーカイブされています。
桜の鶴岡タウンキャンパス
桜が美しい鶴岡城址公園の道路を挟んだ向かいに側に鶴岡タウンキャンパス(TTCK)があります。鶴岡市に慶應義塾大学のタウンキャンパスが誕生したのは2001年4月。タウンキャンパスは市民に開かれた新しい形の教育・研究施設として、鶴岡城址公園と一体となって整備されました。
キャンパス内には慶應義塾大学先端生命科学研究所のほか、東北公益文科大学大学院、致道ライブラリーが設置されています。また、タウンキャンパスの側には鶴ヶ岡城のお堀跡に再現された百間堀ががあり、江戸時代からの歴史と現代建築が調和した時空を超えたハイブリッドな景観となっています。
鶴岡水上の音楽祭2019のファイナルコンサートは、この百間堀のすぐ手前のテラスがコンサート会場。ヘンデルの「水上の音楽」などが演奏される予定です。
桜の大山公園
鶴岡市街地の西方にある大山公園は、戦国大名武藤氏の居城であった尾浦城の城跡です。昭和のはじめ、酒造家・加藤嘉八郎が莫大な私財を投じて整備、ソメイヨシノ900本が咲き乱れる桜の名所になりました。
今の季節は、田植前の庄内平野の景色や、まだ雪の消えない月山や鳥海山の眺望を桜と共に楽しむことができます。
大山公園に続く高舘山の裾野にある2つの淡水池(上池・下池)は、鳥の生息地として国際的に重要な湿地として認められ、2008年にラムサール条約に登録されました。高舘山は、そろそろ新緑の季節です。
桜の致道館
鶴岡城址公園のすぐ近くに、庄内藩の藩校だった致道館の建物があります。この藩校建築は現存するものとしては東北地方唯一のもので歴史的・文化的価値も高く、国指定史跡となっています。現在は、表御門・聖廟・講堂・御入間などが残っていますが、藩校だった頃は、今で言えば小学校・中学校・高校・大学・総合グランドなどが同じ場所にあるような広大な敷地でした。
現存する建物は、敷地内の西側にありますが東側には昨年オープンした荘銀TACT鶴岡(鶴岡市文化会館)が建っています。この荘銀タクト鶴岡は、2018年の「世界中で最も話題の美術館と文化センター トップ10」に選ばれました。
...
Dadaピアノ
鶴岡の中心市街地「銀座通り」にある「鶴岡Dada」に、NHK-BSで話題の「空港ピアノ・駅ピアノ」のような、誰でも気軽に立ち寄ってピアノが弾けるストリートピアノ「ダダピアノ」が設置されました。
「ダダピアノ」の置かれている場所は、鶴岡水上に音楽祭2019ディナータイム・ライブ「銀座の夜は笛の楽園」の会場になる「Three B」のすぐ手前のスペース。鶴岡の中心市街地にも新たな音楽文化の風が吹き始めています。